バークリバー・ナイフ 鋼材偽装問題について
問題の概要
バークリバー・ナイフ(Bark River Knives)が、中国製の安価な鋼材を使用したナイフに対して、米国製の高級鋼材(CPM154など)を使用していると虚偽表示して販売していたことが判明しました。
確認済みの不正:
中国製ブランク材(未加工鋼材)の使用 → 改造・仕上げ → 原産国・鋼材種別を改ざん → 米国製・高級鋼材として販売
事件の経緯
数年前から現在まで
バークリバー・ナイフのオーナー(マイク・スチュワート)が経営悪化に直面。経営困難を理由に、コストカットのため中国製の安い鋼材を使用し、従業員に指示して改造・仕上げを行い、鋼材表示を改ざんして販売していました。
2026年3月20日
バークリバー・ナイフが正式に廃業を決定しました。
2026年3月23日
マイク・スチュワートがFacebookを通じて、廃業と不正行為を公表しました。
不正の詳細内容
| 段階 |
内容 |
| ①材料調達 |
中国製の安価なナイフブランク(抜き身の鋼材)を購入 |
| ②加工 |
従業員に指示して削りなおしたり仕上げたりする加工を実施 |
| ③改ざん |
原産国表示をアメリカ製に改ざん 鋼材種別マークをCPM154など米国製の高級鋼材に改ざん |
| ④販売 |
虚偽表示されたナイフを「米国製・高級鋼材使用」として販売 |
影響を受けた可能性のあるモデル
バークリバー・ナイフの元従業員からの情報に基づき、中国産ブランク材が使用された可能性があるモデルとして、以下が特定されています:
中国産ブランク材の使用が確認されたモデル:
- Fox River Trailing Point
- Mini Manitou
- Camp Bolo
- Highwayman 4
- Gladstone Hunter
- Bitterroot Caper
- 直近のクラブナイフ2種(バークリバーから消費者に直接販売)
重要:不正が確認されているのはCPM154鋼を使用していると表示されていたモデルのみです。その他の鋼材を使用していると表示されていたモデルでは、現時点で不正は見つかっていません。
現在の対応状況
バークリバー・ナイフについて
バークリバー・ナイフは完全に廃業しました。ただし、オーナーの息子であるJim Stewartが新しい独立したナイフ会社の設立を予定しており、バークリバー製ナイフに提供されていたワランティ(保証)の対応を引き継ぐ予定とのことです。
大手卸元による検査
市場に残るバークリバー新品ナイフの大部分を保有する大手卸元(DLTとKnivesShipFree)が主導して、市場在庫の検証を実施しました。
✓ 検査機関:ニューヨークのNiagara Specialty Metals社(CPMなどの信頼できる米国製鋼材メーカー)による独立検査
検査結果
| 検査対象 |
結果 |
| DLTとKnivesShipFreeが保有する在庫モデル(ピッグ・スティッカー除く) |
刻印通りの正規鋼材であることが確認されました |
| CPM154製「ピッグ・スティッカー」 |
既製ブランクではないようですが、表示通りの結果とはなりませんでした(不正の可能性あり) |
当店の対応
該当モデルをお購入のお客様へ
該当モデル(Fox River Trailing Point、Mini Manitou、Camp Bolo、Highwayman 4、Gladstone Hunter、Bitterroot Caper)をお買い上げいただいたお客様には、2026年4月1日にメールでご連絡させていただいております。
重要:交換などの保証プランの詳細が確定しましたら、改めてご連絡させていただきます。
2026年4月以降にお購入のお客様へ
2026年4月以降にバークリバー・ナイフをお買い上げのお客様は、この問題をご承知いただいた上でのご購入とみなします。ただし、可能な限りの対応をさせていただきます。
2026年5月以降の新規販売分
✓ 当店では2026年5月以降に新規でアップしている商品は、大手卸元による検査済みの商品のみを販売いたしております。