TBS社のナイフを1本持っておきたいと思っていたところで、廃番らしい毛色の違うものが入荷したため購入。
同社の炭素鋼モデルは錆の報告も幾つかあったため、N695ステンレス鋼上位のN690coというのも本品の選択を後押ししました。

・サイトに記載の通り、箱なし。
・ステンレス鋼、炭素鋼の手入れについてや、バトニングや斧の代わりのように使うのは推奨しない等の注意書きが納品書の封筒に同封されています。

本体について
・TBS社によると、ハイスカンジ(セイバーグラインド)でブラックトラクションコーティングのブレード。
・ブレードのコーティングの剥離等ありません。ファイアスチールを擦る部位のみコーティングなし。
・ファイアスチールを擦る部位のグラインドが僅かに斜めですが、他に目立った点はありません。
・G10ハンドルは表面が仕上げ研磨されていて、ガサつく箇所はありません。
・ランヤードホールは金属パイプを埋め込んでいるのではなく、金属棒を埋め込み、刳り貫いている？ようです。
　なので、おそらくですがハンドルは外せないかと思われます。

シースについて
・参考画像1枚目の溝についている黒いつまみ、これがネジになっていてナイフ出し入れ時の固さを調整できます。
・個体差と思いますが、レザーベルトの片方のスナップが若干弱かったです。(スナップの中のネジが僅かにでているためかと思われる)
・ファイアスチールは付属していませんが、直径12.7mm(0.5インチ)のものが若干きつい程度で収まります。
　※TBS社の公式サイトによると、直径12.5mmのファイアスチールが合うそうです
・レザーベルトのコバは、シースに固定されている部分は固く、曲がる部分は軟かく処理されており、曲げ伸ばしを考慮しているのでしょう。
・水抜き穴あり
・カイデックスの縁は丁寧に丸め処理されています。

※TBS社のサイトを見ると、ファイアスチールとシースに装着するポーチ付き、左記に加えてファルクニーベンDC3tやliveFire等のキット付、等のモデルがあるようです。

これが廃番とは勿体ない…と思ったら新着商品以外の表示から【廃番】の文字がなくなってますね。(TBS社サイトによると「新製品」のようです)
全体的に丁寧に処理されている印象で、とても良いと思います。