商品レビュー

1 / 1ページ(全1件)
星1つ星1つ星1つ星1つ星1つ X33様
2026/04/23

米国市場のブッシュクラフトブームを狙い、歴史あるフォルダーナイフメーカーであるオッターメッサーがロットワイルド企画で斬り込んだが、23年に撤退しいくつかあるモデルも廃番へ。米国ナイフ人口は約100万人あるとはいえ全長8インチ前後のフィクストは競合が極めて激しく更に米国市場への投入が遅かった事で成功しなかった。では何故買ったかというと、今では非常に希少なドイツ製だから。以前、ボーカーマッハ2をここで買い、ドイツ製ナイフ独特の質感と欧州の雰囲気が素晴らしく、オッターメッサーのこのモデルにもこの匂いを感じ取った。現物は想像通りドイツナイフにしか無い欧州の雰囲気に満ち、手仕事感を僅かに残したセミカスタム級の精緻な仕上げが気に入った。オッターメッサーの無名のマイスターが精魂込めて作り上げた情熱がナイフから伝わってくる。革シースの質も良く、非常に緻密で柔らかく、アメリカ産牛革と全く違うクオリティだ。
N690ブレードの切れ味は上々、デザインの全体的なまとまりはバークリバー的(同社は先月完全に倒産した。余計な話)だが、全体的に緻密な仕上げと上質な革シースがそれとは一線を画す。
このような廃番モデルを落穂拾いのように丹念に当たっていると、たまにこうした良質な凝縮感のあるモデルに巡り会える。それもナイフ道楽のひとつだ。

1 / 1ページ(全1件)