まずは良い点から。ブレードをオープンした際にフリッパーがヒルト代わりになるのと、サムディスク横の穴の開いた三角の部分が開刃時に親指で抑えるかたちになることによって刃の出た状態で指を切る可能性はほぼ0です。それとG10はステンレスに正確にインレイされており、作りはなかなか良いのではないでしょうか。そして悪い点ですが、サムディスクでオープンすることが非常に困難です。フリッパーによるオープンは快適ですがせっかくのサムディスクが開刃に使えないというのは残念ですね。wave featureとしてならしっかり機能しますが…。また、開封した当初は油のようなものでハンドルがベタついており黄色い汚れのようなものがついていました。もっともこれは爪で擦れば取れたのとティッシュで拭き取ればいいだけの話だったので大きな減点ポイントとは思っていませんが。それとこのナイフの一番の特徴として重いです。同サイズのフィクスドナイフより重いです。理由はハンドル材がステンレスであるためで、長時間の使用は疲れると思います。アルミを使ってくれれば良かったのですが…。結論としては重いナイフが好きなコレクターの方におすすめのナイフです。ちなみに初期刃付けはまあまあです。紙は普通に切れますが特筆して良いわけではございません。
総評: 3.0 (1件)