ファルクニーベンA1を持っていますが、それを上回る切れ味の良さに、驚きました。
ヒルトが反ったブレードに、似合い気に入っています。
おきにいりのナイフに、なりました。

前にレビューされた方々、たいへん参考になりました！良いナイフを選ぶことができ、ありがとうございました。

このナイフは、ファルクニーベンが本気でハンターナイフを作ると、この様になるという、一つの答えだと思います。
各所にファルクニーベンらしさが出ていて、面白いと思いました。

万能ナイフに近いA1やS1とは違い、ハンターナイフとしての機能を特化させたナイフだが、ハンティングをしない私が使っても、よく切れるアウトドアナイフとして、使いやすかったです。

硬度が高い粉末冶金鋼材 (SGPS)スーパーゴールド パウダースチール(HRCー62)で、刀身表面を鏡面加工してやれば、ロックステッドを彷彿させる。
コンベックスグラインド 三層鋼で、両側面の鋼、武生特殊鋼材VGー2(HRCー58)は、靱性に優れた鋼材なので、折れず、曲がらず、よく切れるを実現している。芯材は、刃持ちの良い鋼なので、日常的にはストロッピングのみで、良いと思う。

刀身に反りがあり、姿形がまるで小さな日本刀です。刃紋も美しく気に入りました！！

ショップは、いつもながら、迅速で丁寧な対応ありがとうございます。

追記
2種の性質の異なる鋼材の、それぞれの長所を生かしつつ、短所を補い合うことで、バランスの取れた、単一鋼材ではなしえないスーパーブレードに、仕上がっています。
これは、日本製で岐阜県 関市の服部刃物にて製作しているそうです。
FI L3G Next Generation が、欲しい！
3G(VG-5 ― SGPS ― VG5) の鏡面仕上げ、フルタング構造にマイカルタハンドル、じつにカッコ良い！！

S1Xを細身に仕上げたような外観ですが、とても軽く軽やかです。
（実際68g軽いのですが）それ以上に感じます。
ヒルトもしっかりしてブレードの反り具合とよく合っています。
シースはベルト通し部を、自分の好みに変更しました。
切れ味は全くの箱出しで、刺身包丁ぐらい切れます、
今までの中でトップクラスでした。
すべて予想通りでお気に入りの一つです。

いつもお世話になっております。
プロフェッショナルハンターは、グリップ感もよくシカの止めさしや解体にも十分活用できると思います。
コンベックスグラインドですが少々研ぎが甘い気もしましたので砥ぎなおしましたが切れ味のは問題なしです。
狩猟を想定した場合、実用的にはファルクニーベンの中でも最も活躍できるのではないでしょうか。

見た目、ちっこい日本刀、絶対にこじってはいけないナイフ、木も切らない方が良いかも、チップしやすい硬度です。
ただし、ハンティングとなると鬼のように使える設計ですね。

切れ味は、440系全盛期から考えると全くの別次元、
試しに包丁の代わり長ネギをみじん切りにしてみましたが、
5mmの刃厚にかかわらずサクサク切れて、汁も出ない
ショウガのスライスも鉋で削ったように薄く削げ、カボチャの皮もシャリシャリ削ぎ切り、
あれ？これ以外と料理に向いてるんじゃ・・・。

重量はデータよりやや重く感じ、重心はヒルトからややリカッソ側に、ハンドルはハンマーグリップには向かず、
セイバーグリップかクッキンググリップ向き、小指で刃先の向きを調整しやすく、骨に沿って肉の腱まで持って行けそうです。

PHK最大の特徴と思えるのが、峰側ポイントからの微妙なカーブ、
ガットフックなど無くても皮に添わせておけば腹膜などを傷つけず切り裂けそうです。
サーモランハンドルは、鮫革のように血脂でも滑りにくそうですし、ザイテルシースはエッジをへたらせない事で評価が高い。
ハンドルから突き出したタングは、ハンマーで叩い太めの木などを突き割る為の物だそうですが、
流行のガラスクラッシャーの方が良い感じの使い方になる気がします。

もう猟はやらないので観賞用ですが、現役ハンターの方は一本持っておくのをお勧め。

鋼材オタとしてブレードマテリアルのSGPS VG-2 Laminatedが気になったので、ちょっと調べてみました。
（SGPS VG-2 Laminated）
C炭素1.4 S硫黄0.03 Pリン0.03 Crクロム15 Moモリブデン2.8 Vバナジウム2
粉末冶金鋼と積層技術（3層構造）中央はCowry-Yに比較的近い成分、周りは不明でした。