ドーベルマンIVはEXTREMA RATIOの実質的なフラッグシップモデル。1997年の同社創業時の最初のモデルがドーベルマン。IVとあるが、これは第三世代モデルになる。IIIを飛ばしてIVになったのは、デザインの完成度をIVで極めた事を意味するようだ。同社として最も思い入れの深いモデルであろうドーベルマンIV派生モデルとして、このアフリカを出したのは納得が行く。
VERA PELLEと刻印された最上級赤革サドルレザーシースはカスタムでもあまり見られないような素晴らしい作りと染色、無垢サントスローズウッドの綺麗な赤茶杢目と相俟って素晴らしい野生の雰囲気を放つ。
サントスローズウッドハンドルバックにEXTREMA RATIOと非常に丁寧に掘り込みがあるのも満足度が高い。
サントスローズウッドはワシントン条約CITES付属書II類に指定され、将来取引不可能になるのは不可避。
肝心の切れ味は、薄紙がスパスパ軽く切れ、ブレード鋼材は最新のマグナカットなどに拘る必要など全くないと思い知らされる。
EXTREMA RATIOのアイコンたるドーベルマンIV、見事な赤革サドルレザーシース、そして希少なサントスローズウッドハンドルのアフリカモデル、数年前より3割ぐらい値上がりしたが、この上ない満足感から約10万円の価格はむしろ安いと感じる。
サントスローズウッドの将来の枯渇を考慮し、また小規模なEXTREMA RATIOの少量生産方式を鑑み、現物があるうちに押さえておくべき逸品だと思う。
総評:



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