今回は初のククリです。日本兵も悩ませたとか言われるククリはグルカ兵でも有名な武器でもあります。ネパールの民族道具として長い歴史があり、独特の湾曲したブレードは、なるほど振り下ろし叩き割ると言った使い方が向いているのでしょう。分厚く重くカチコチに硬いブレードは若干個人的に、フロントベビーなのでもう少しだけフロントを細身で重量を抑えれば個人的にバランスが良い様に思います。しかしその質量をもって振り下ろすと凄い打撃力はありますので、とても強力な一撃を生み出すと思います。下向きに持っているとフロントヘビーに感じますが、中段から上段で持っているとバランスが良い感じで、刃を水平正面に構えた時独特の湾曲のせいか手首に通常のコンバットナイフより自然な感じで負担を感じません。多分ナイフ界で最上クラスの屈強さがあると思います。色々な事でイメージと見た目が凶悪な印象がありますが、大変優秀なデザインを昔の人は思いついたと感心します。何気に使いやすい形です。ククリを買うなら安価なやつや安価な鋼材のちゃちなやつでなく、せっかくなので高炭素やバネ鋼材のしっかりしたやつを買いましょう。それと見た目が厳ついので持ち運びは特に細心の注意を払いましょう。うっかり落としたり目に止まると大騒ぎになり通り魔かテロリスト扱いになりますので特に慎重に運搬しましょう。
総評: 5.0 (1件)