



十二番三太夫様
未知の鋼材ELMAXに多少警戒したけれども、これは素晴らしい。30年前に初めてガーバーのグリーンアーモハイドに鋳込まれたM2ハイス鋼を研いだ時のような感触。砥石と鋼材が、夏のアスファルトにこすりつけた氷のようにさっくりと馴染む。砥ぎやすく、エッジも簡単に立つ。そして、ぞくっとするような食い込み。これで耐食性もあるというのならばかなり優秀な鋼材と思う。薄めのブレードに緩やかにつけられたコンベックスグラインドのアールを踏襲するように20年前の死語「北野エッジ砥ぎ」で仕上げれば、非常に切れ味と刃持ちの両立したエッジが出来上がる。きちんと蛤刃を砥げる人にはこの製品は優秀に感じるだろう。
総評:



5.0 (1件)