一言でいうと、


美しき、凶暴なイタリアン・タクティカルナイフです！


これで２丁目になりますが、今まで所持してきたタクティカル・ミリタリーナイフの中では傑作だと思ったので、また更に値上がりする前に入手しておきました。
元はフランス陸軍特殊部隊御用達のバトルブレードで、ただでさえ重い軍用装備品を軽量化するためにデザイン・作成されたコンパクトサイズのウルトラライトファイターで、重量もシース込みで２００ｇ以下です。


このモデルのプロトタイプが２０２０年にフランス陸軍特殊部隊によって試験的に採用された事でも知られるBINOME。
鋭い斬れ味に定評のあるナイフで、研ぎ澄まされた日本刀をも凌駕するかと思います。
アウトドア・サバイバルナイフとしてチョッピングやバトニングなどに使えるほどの剛性は持ち合わせてはいないものの、デザインからして純粋なコンバット・ファイティングナイフなので、対人用兵器としてはこれ以上にないクオリティーです。

フランス人の若きナイフメーカーと元フランス軍の兵士によってデザインされ、イタリア・マニアゴに生産拠点を構えるタクティカル・ミリタリーナイフブランドFOX社が大量生産したミッドテックナイフなので、カスタムナイフのような不均等さなど一切なく完璧な造り込みなので、個体差などといったハズレを引く心配などありません。

円安・ユーロ高の傾向はここしばらくは続くと思うので、また更なる値上げは必定でしょう。

以外に軽く、コンバットナイフとしては、使い勝手良し。
マイカルタの手触りが最高です。
お店の対応は相変わらずの100点満点。今後も利用します。

死神が2振りのナイフを手にして構えるポーズが不気味でいつもスルーでしたが、先日、好奇心にそそられて試しにチェック。
高度な技術が要求される超高級鋼材で出来上がったナイフがゴロゴロしているのを目の当たりにし、「もっと前からチェックするべきだった！」と後悔しました。

YouTubeなどでナイフメーカーの経歴や過去に製作された作品などを調べているうちに彼の作品が無性に欲しくなり、一番高価なフィックスドブレードをゲット。
ナイフデザインはBastien Coves氏と元フランス軍兵士でサバイバリストでもあるVol West氏の共同制作で、ブレードの素材はオーストリアBohler社のM390ステンレス鋼、製作はイタリア、マニアゴに本拠地を置くFox Knives社と、ユーロ圏の先端技術の結晶とも言えます。

手に取って見た時の第一印象は丁寧な造りでとても軽く（！）芸術性に富み、M390鋼材のブレードは震え上がるくらい良く斬れ、今まで手にしてきた日本刀やナイフの中で一番の斬れ味ではないかと思います。ちなみにコピー用紙程度であれば、ナイフの自重で引かずともスラスラ斬れます。
そもそもこのモデルはフランス陸軍特殊部隊御用達のブレードだと聞いていますが、正にフランスらしい実用性に富んだ美術品で、値段以上のものを手にしたと実感させられます。

造りからしてごく純粋なタクティカル・ファイティングナイフで、アウトドアでの使用に耐えうるものではないと思いますが、「対人用」ナイフとして扱われるには十二分です。
「美しい武器」なんて変な表現ですが、ただの道具だけでなく美意識を持っている方にお勧めです。