め細かさのバランスが取れていて、刃こぼれを直したりする以外ではスタンダードな粒度だと思います。フォールディングナイフなどの小型ナイフならこれ一本とストロッピングで鋭くて食いつきの良い刃が得られます。
小さくて四角いので、小さいナイフを研ぐときは置いて使って、大きい刃物を研ぐときは手持ちでと、結構多彩に使えます。
硬いので結構研いでもほぼ平面が狂わないのは嬉しいところ。
油を使って研ぐので錆も出づらいです。

逆にデメリットとしては、油砥石全般で言えることですが、硬くて研ぎ減りしないので目詰まりが起こる所で、特に安くて柔らかいステンレスなんかを研ぐと目詰まりしやすいです。炭素鋼や硬めのステンレスとは相性がいいと思います。
あとはオイルを使うことのデメリットとしてまず、オイル代がかかることがあります。ホーニングオイルって量の割に結構高いです。（細かいこと気にしなければ食用油とかでも研げるとは思いますが）
外に持ち歩くときは、密閉容器にオイルを入れて持ち運ばなければならないのも手間ですし、しっかり蓋が閉まってないと、荷物が油まみれになる危険性もあります。ただ、この砥石の携帯性や研ぎ味の良さを考えれば、別途オイルを用意してでも持ち運ぶ価値は十分あると思います。

Amazonなんかにある安物の砥石は変に目が粗くて柔らかくてまともに使えないものも多い中、流石ランスキー、安くてもかなり使える砥石だと思います。お気に入りのナイフのついでに買うにはピッタリな砥石です。

いつも素早い対応ありがとうございます