プ等なく、きれいなブレードです。
・シースの接触していた部分は酸素との接触が少なかったためか、または革との摩擦によるものか、ブレード表面に若干の色ムラ(不動態皮膜の生成ムラ？)があります。
　(ブレードの形と相まって、色ムラがサメの青灰色の部分と白い部分のようにも見える…かも)
・参考画像では丸頭と思われるファスニングボルトですが、購入ロットでは低頭でした。(個人的に丸頭よりよかったです)
・ウォルナット材のハンドルは参考画像より茶色が強めですが、目が荒い個体でした。
・ハンドル材はブレード部とは別に研磨したものを組み合わせているため、若干不揃いな箇所があります。

シースについて
・本体収納時にチョイル部分の段差が引っかかるのは他の方のレビューの通りです。
・サメの刻印がある表面に複数のトラ、裏面にうっすらと血筋あり(目立ちませんが)
・水抜き穴あり

正直なところ、思っていたより出来が良かったですね。
1インチ程度小さなモデル、逆に1インチ程度大きなモデルがあったら購入したい程です。

ルの、つらはあまり削るとツラが合わなくなるので、注意し養生テープでカバーです。800番でざっと表面を整えたら1200番で磨きこみます。一皮むけると色がほぼ白っぽい肌色になり、艶が出てきてツルツル状態です。
グリップを外して、作業する場合はグリップ内側面は、いじらないようにしましょう。
このナイフ文句をつけるところが一つ、ファスニングボルトの雌ネジボルトがタングのボルト穴にカジッて、抜けてくれません。ボルト穴に合う木片とプラスチックハンマーを使い、叩きだしました。ボルトの表面は、みごとにカジッた跡タングの穴を見ると、バリと突起があり、これが原因でした。4mmのダイヤモンドヤスリで穴を、滑らかに仕上げますと、ボルトがスムーズに入ります。ボルトと、ボルト穴はもともと寸法がピッタピッタなので、少しのバリや突起が、カジリの原因になっていました。ボルトの表面も、凸カジリ部分もヤスリで修復します。日本製では、考えられないお粗末さです。お国柄でしょうか？
仕上げに、ボルトとタング内側に薄くシリコングリースを塗って、組立ます。シリコングリースは、耐熱でゴム、プラスチック類をおかさない安定した、優れものもちろん木でも、OKです。
日がたつにつれて、色合いがオレンジ色が若干出てきました。手触りは良くなりクオリティーもアップです。一本目のハンドルは、今後漆塗りで仕上げて、耐水性をもたせ、同時にクオリティーも、上げようと計画中です。いろいろ手が掛かるナイフですが作業を進めるうちに楽しくなりました。いじるのが好きな方には、良いと思います。
ショプの対応は、いつも迅速丁寧で、商品説明は適切でわかりやすく、とてもよろしいです。また良いナイフとの出会いを、楽しみにしています。

い色合いが、空気に触れることにより変化するとのことで、さらに年数がたつと、色合いが穏やかに変化するそうです。
自然素材なので、個体差があるし経年変化を楽しみたいと思います。さわり心地もよいですよ！！
使用鋼材のPGK鋼は、成分組成表を見るかぎりでは日立安来金属の青紙2号鋼に、Cカーボン、wタングステン量が近しい。それにモリブデンMO1.5 焼き入れ性アップ、バナジウムV1.95靱性と硬化性アップ、クロムCr8.5耐腐食性アップした鋼材。
実際、青紙2号鋼と同等の切れ味を示しました。
和式刃物と違い一枚鋼なので、靱性と耐腐食性を向上させた鋼材だと思います。しかしクロム8.5%では、炭素鋼に比べて若干サビにくいというだけで、メンテナンスをしっかりしないとサビると思います。
ナイフの表面仕上げは、写真だとテフロンコートの様な色合いに見えたが、PGK鋼の色そのものでCrの不動態被膜の色と炭素鋼の色の中間色です。フルフラットグラインド面に刃に対し、直角方向に極細なヘアーラインが残っており、仕上げは実用刃物のレベルです。
シースは革厚で、クオリティーも高い。しかしナイフを抜くのはスムーズに抜けるのだが、ナイフを、おさめるときにフラットグラインド面とチョイルの段差にシースがひっかかり、おさめ辛く手間取ることが多いです。革シースは、趣があってよろしいが雨水、泥汚れ、キズに気をつかうし私の使い方だとカイデックスシースの方があっているので、いずれ自作したいです。
このナイフの特徴は、ドロップポイントでフルフラットグラインド、長いチョイル20mm、刃厚があり、切れ味の良い鋼材、頑丈なフルタング構造なのでキャンプでの料理ブッシュクラフトすべて、これ一本で用が足ります！
ショップの対応はいつも迅速丁寧で、商品説明は適切でわかりやすく、とてもよろしいです。また良いナイフとの、出会いを楽しみにしています。