いつもお世話になっております。
プロフェッショナルハンターは、グリップ感もよくシカの止めさしや解体にも十分活用できると思います。
コンベックスグラインドですが少々研ぎが甘い気もしましたので砥ぎなおしましたが切れ味のは問題なしです。
狩猟を想定した場合、実用的にはファルクニーベンの中でも最も活躍できるのではないでしょうか。

ら考えると全くの別次元、
試しに包丁の代わり長ネギをみじん切りにしてみましたが、
5mmの刃厚にかかわらずサクサク切れて、汁も出ない
ショウガのスライスも鉋で削ったように薄く削げ、カボチャの皮もシャリシャリ削ぎ切り、
あれ？これ以外と料理に向いてるんじゃ・・・。

重量はデータよりやや重く感じ、重心はヒルトからややリカッソ側に、ハンドルはハンマーグリップには向かず、
セイバーグリップかクッキンググリップ向き、小指で刃先の向きを調整しやすく、骨に沿って肉の腱まで持って行けそうです。

PHK最大の特徴と思えるのが、峰側ポイントからの微妙なカーブ、
ガットフックなど無くても皮に添わせておけば腹膜などを傷つけず切り裂けそうです。
サーモランハンドルは、鮫革のように血脂でも滑りにくそうですし、ザイテルシースはエッジをへたらせない事で評価が高い。
ハンドルから突き出したタングは、ハンマーで叩い太めの木などを突き割る為の物だそうですが、
流行のガラスクラッシャーの方が良い感じの使い方になる気がします。

もう猟はやらないので観賞用ですが、現役ハンターの方は一本持っておくのをお勧め。

鋼材オタとしてブレードマテリアルのSGPS VG-2 Laminatedが気になったので、ちょっと調べてみました。
（SGPS VG-2 Laminated）
C炭素1.4 S硫黄0.03 Pリン0.03 Crクロム15 Moモリブデン2.8 Vバナジウム2
粉末冶金鋼と積層技術（3層構造）中央はCowry-Yに比較的近い成分、周りは不明でした。